障害年金を受給すると、将来もらえる老齢年金が減るなど、不利になることはありますか?

障害年金を受給することで、老齢年金が減ることはありません。日本の公的年金制度は、社会保険、いわゆる「保険」です。基本的には保険料を納め、「保険事故」が起こったときに給付を受ける制度です。そして、公的年金制度でいうところの保険事故とは「老齢」「死亡」「障害」をさしますので、保険事故のひとつである障害が生じたときに、障害年金を請求するのは当然の権利であり、そのことによって不利になるということはありません。

ただし、1級か2級の障害年金の受給権者は、法的に、国民年金保険料が免除になります(「法定免除」といいます)。老齢基礎年金の計算の際、保険料免除期間については、全額納付した期間に比べ、1/2(平成21年3月分までは1/3)として計算されますので、その分、老齢基礎年金の額は少なくなりますが、障害の状態が軽減して障害年金に該当しなくなった場合には、10年間さかのぼって保険料を納付することができる「追納」という制度を利用する方法もあります。

【平成26年4月1日追記】

法改正により、平成26年4月から、法定免除期間のうち本人が申出をした期間は、国民年金保険料を納付することができるようになりました。