トピックス

眼の障害」と「精神の障害」に関する障害認定基準の改正(平成25年6月1日〜)

障害等級を決定する上での基準となる「障害認定基準」が一部改正されました。
今回は「眼の障害」と「精神の障害」についての基準が一部改正され、平成25年6月1日より新基準が適用されます。
これに伴い、診断書様式も大きく改定されました。

眼の障害

【主な変更点】

  • 視野障害について、新たに中心視野の8方向の角度の合計値を算出する判断基準が設けられたとともに、測定不能の場合や中心暗点のみの場合の取扱いが規定されました。また、認定の対象となる求心性視野狭窄や不規則性視野狭窄について、具体的な傷病名や症状の説明が追加されました。
  • 障害手当金相当(症状が固定していない場合は3級相当)とされる障害に、「まぶたの運動障害」、「眼球の運動障害」、「瞳孔の障害」が追加され、それぞれ障害の状態が例示されました。

【診断書の様式変更】

  • 新たに2つの視野表が設けられ、1/2(中心視野)、1/4(周辺視野)の2つの指標の測定結果をそれぞれの視野表に記入することとなりました。
  • 中心視野の測定角度とその合計値の記載欄が設けられました。
  • 障害の状態欄に「瞳孔」「まぶたの運動」「眼球の運動」についての記載項目が追加されました。

精神の障害

【主な変更点】

  • 器質性精神障害に含まれる高次脳機能障害について、疾患の特性や主な症状が明記され、認定の対象であることが明確にされました。また、高次脳機能障害により失語障害が生じる場合は、失語障害を「言語機能の障害」の認定要領により認定し、精神の障害と併合認定するよう整理することとなりました。
  • 就労との関係について、これまで知的障害・発達障害のみに記載されていた「労働に従事していることをもって、直ちに日常生活能力が向上したものと捉えず、その療養状況を考慮するとともに、仕事の種類、内容、就労状況、仕事場で受けている援助の内容、他の従業員との意思疎通の状況等を十分確認したうえで日常生活能力を判断すること」との文言が、他の障害にも加えられました。
  • 1級に相当するものとして例示されている障害の状態の文面中、「常時の介護が必要なもの」との表現が、全ての精神障害について「常時の援助が必要なもの」と改められました。
  • 「そううつ病」から「気分(感情)障害」に、「認知症」から「認知障害」に表記が改められました。

【診断書の様式変更】

  • 「障害の状態(現在の病状又は状態像)」の欄が整理され、新たに高次脳機能障害の項目が追加されました。
  • 一部の古い用語について表記が改められました。
  • 「記入上の注意」に「高次脳機能障害による失語障害があるときは、言語機能の障害用の診断書が必要になります」との文言が追記されました。

参考リンク

障害認定基準 ダウンロードURL(日本年金機構)

http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=6761